村上春樹(以下、村上さん)の本に出会ってもう20年くらい経ちますが、その魅力はどんどん増していきます。少なくても僕の中では。
- 村上春樹が好き
- 村上春樹はあまり好きではない
- そもそも読んだことがない
- でも、なんとなく気になる
- 小説は読んだ事はあるが、「村上さんのところ」は読んだことがない
そんな方にオススメの「村上さんのところ」をご案内します。
「村上さんのところ」の概要
村上さんは、小説・紀行文・エッセイ・音楽評論と幅広く執筆されていますが、「村上さんのところ」では、読者とのやりとりの一部を掲載しています。
実に様々な読者からのメールでの問い合わせに対して、時にはユーモラスに時には真剣に答えています。3ヶ月半に及ぶ読者への回答は、3765通。その中で選りすぐった473問に対する回答が載っています。
「村上さんのところ」具体的内容は?
質問:文章を書くのが苦手です
回答:→女の子を口説くくのと一緒で、ある程度は練習で上手くなりますが、基本的には持って生まれたもので決まります。以下略
村上さんのところ
読者の主な質問をまとめてみました。
- 同性婚は賛成?反対?
- なぜ人を殺してはいけないのか
- 批判されるのが怖い
- 英語の本を読む秘訣
- 純文学か大衆文学かう
- 村上さんの生き方の原点は
- 自分を好きになる必要はあるのか
- 愛を誓っても大丈夫ですか?
- 奥さんの機嫌が悪い時は…
- 仏教の「できること」「やるべきこと」
- 身銭を切って得られるもの
- 本や映画を評価するときのスタンスは?
- インタビューのときにこころがけていること
- 旅行エッセイの書き方を知りたい
- 在日コリアン3世の気持ち
- 落ち込んだときのマントラ
- 本当に辛いとき闇に耐える強さ
- 震災のつらい気持ちが波のように
- 新聞の将来について危機感を持っています
- 愛を知るために
- 後進を育てたいと思われますか?
などになります。
「村上さんのところ」から読み取れる村上春樹さんの人柄
基本的に村上さんは、我慢強いんだなという印象があります。しかし、芯のある強さをもっているのではないでしょうか。
この本であったのか忘れましたが「悔しかったら自分を磨け」といったことを仰ってます。大学生のうちから結婚して、ジャズ喫茶を営みながら小説を書き、群像新人文学賞を受賞した村上さん。「ノルウェイの森」で大ヒットしたことにより、色々な人からの批判もあったようで、離れていった人も少なからずいたようです。
そういった時期を乗り越えていって、「よき物語」を編み出し続けようとした村上さん。ジャンルは、小説・エッセイ・紀行文・音楽評論文・翻訳・対談と多岐に渡りますし、常に文芸界の第一線にいました。
「村上さんのところ」だけでなく、一定の期間を読者との交流に繋げていっていることもなかなかできないことではないでしょうか。
村上さんの好きなもの(であろうもの)を少し挙げてみます。
- 猫(特に黒猫)
- マラソン
- ヤクルトスワローズ
- ダンキンドーナツ
- マニュアル車
- フィッツジェラルド
- カキフライ
- ジャズ、クラシック
などなど。
これらは、「村上さんのところ」でも伺える好みです。
まとめ
読者との交流をまとめた「村上さんのところ」のご案内をしました。
ボリュームのある本ですので、読み終えるのが大変かと思いますが、十二分に元は取れてしまうのではないかと思います。
そして嬉しいことに、「村上さんのところ」にはコンプリートバージョンがあります。※ 電子書籍バージョンになります。「村上さんのところ」を読んだ方でもっと読みたい方にオススメです。以下のリンクから購入いただけます。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
少しずつ暖かくなってきましたので体調に気をつけてくださいね。
また会いましょう。
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